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悪役令嬢、聖女の処分
エリーの成績が下がる。
初めてカンペキだったエリーに傷が付いた。
だが、だからこそ、
「イルデ。事の重大性は理解していますわね?」
「ああ。勿論だよ。正式に謝罪させてもらう」
「そう。とうぜん、それだけで手打ちにはなりませんわよ」
「わかっているよ」
テスト結果差に被害をつける。
これは、侮辱行為に他ならない。
当然謝罪にはそれ相応のものが必要とされる。
「とりあえず、カヤは謹慎処分にするよ」
「そう。で?」
「もちろんそちらの監視もつけてもらって構わない」
まずは、カヤの処分。
それは、エリーにとっても悪いものではなかった。




