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悪役令嬢、冷たい瞳の
書き換えられたからもしれない。
それは、可能性でしかないはなしだ。
だが、
「何もナイと証明することは難しいということですわね?」
「はい。大変申し訳なく」
「いえ。かまいませんわ。聖女様が相手となれば、こうなるの仕方のないことです」
「それはそうかもしれませんんが………」
聖女の力は大きい。
その力を最大限使われてしまえば、職員たちでは対処できないのも仕方のないことだ。
だからこそ、
「私は今回20点ほど点数を下げていただいて買いませんわ」
「っ!?それはっ!」
「ただ、聖女様に責任は取って頂きますが」
エリーはカヤを見つめる。
その目はどこまでも冷たいものだった。




