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悪役令嬢、鎖を入れてるだけ

クレアは槍を手放し。

鎖を装備。


だが、


「ん?クレア、何か変えたッスか?」


「何かって?」


「いや、服が変わったような気がするッス」


「ああ。そうね。………ちょっと変えてみたのよ」


友人はそれに違和感を感じていた。

さすがに服の下に鎖が入っていると変に思うだろう。


たとえそれが鎖だとわからないにしても。


「なんか、ちょっと厚いものを入れたんすね」


「そうね」


厚いものではない。

タダの鎖である。


もちろんそんな事実を伝えることはないが。

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