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悪役令嬢、鎖の鎧
さて、
とりあえず槍はどうにかなった。
触れたからと言って何か問題があるわけでもないし、とりあえずクラウンの拠点に放置する。
「次は鎖だな」
鎖。
制御能力の向上したクレアから魔力を吸い上げることもできない。
周囲から吸い上げようとはするものの、それもすべてクレアから止められていた。
「無意識で求められる、か」
「では、防具に使われてはいかがですか?」
「接触してくる相手から魔力を吸い上げる、みたいな?」
「そうそう、そういう使い方ができると思うんです!」
部下からはそんな提案が。
これが鎖帷子という奴だろうかと考えながら全身い鎖を巻き付ける。
ただ、そのままではダサかったので、
「少し調整して、このような感じか」




