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悪役令嬢、待つわけがない
クレアならば、気絶する程度の開放をできる。
貴族はおびえながらも、周辺を自身の護衛に守らせて受けることを望んだ。
クレアはそれを了承し、
「ほれ」
「ぬぅ!?ウギャアアアアァァァァァァ!!????」
「「「当主様!?」」」
「くくっ。力が強すぎたようだな」
クレアは力を開放させた。
それにより、貴族は悲鳴を上げる。
周囲の護衛たちも声こそ上げるが、恐怖で体を硬直させていた。
「さて。ではわれは行く」
「なっ!?ま、待て!」
「待たぬ」
護衛の制止は無視し。
クレアは貴族の屋敷からその姿を消す。




