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悪役令嬢、幹部を殺される恐怖
新しい力。
それは、他組織に大きな影響を与えた。
なにせ、
「なっ!?幹部がやられただと!?」
「は、はい。全身から血を吹き出し、叫んで死亡したとのことです」
「誰にやられた?」
「そ、それが………」
分からない。
部下はそう答えるほかなかった。
なにせ、幹部殺害の目撃情報はあったものの、
「一般の構成員だった?」
「は、はい。しかも、なぜ殺されたのかどのように殺されたのかさっぱり分からず………」
「なんだそれは!?」
絶望である。
攻撃方法もわからず殺されたのだ。




