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悪役令嬢、これならいける
いくらクレアが強くとも。
圧縮された魔力を取り入れ続けるのは難しいことだった。
体にも負荷がかかっており、
「さすがに、体を壊すな」
今までダメージを受けてきてもここまで思ったことはなった。
それほどまでにひどい状態なのである。
ならば、
「違う道を見つけるか」
穴が分かっただけでも大きな発見である。
だから、圧縮という方法を除くだけ。
この穴に魔力を入れる新しい方法を考えるだけである。
「例えば、ぐおおおおおぉぉぉぉ!!!!!!!!」
クレアの体を激しい痛みが襲う。
血がにじみ出ている。
だが、
「これならば、いける!」




