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悪役令嬢、作成は任せて
部下達への頼み事。
それは、魔導具を作ること。
クレアにとっては大事なことだ。
「あぁ。クラウン様が作っている暇はないということですか」
「クラウン様に時間がないとなると、そうされた方が良いかも知れませんね」
「お任せ下さい。必ずご期待に沿えるものをお作りして見せます」
「うむ。任せた」
クレア自身の強化。
そして、魔導具の補助。
この2つで、どうにか3ヶ月以内に納めようと考えたのである。
「では、我は行く」
「はっ!お気をつけて!」
クレアは飛び去った。
新たな力を求めて。
彼女の求める物は……




