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悪役令嬢、捜索に乗り出す
このままでは横取りされる。
それは避けたいところである。
だからこそ、
「では我は行く」
「はっ。お気をつけて」
「現地にも手のものがおりますので、何かありましたら」
「うむ。何かあれば接触しよう」
敵を探る。
クレアが本格的に捜索に乗り出す。
部下も動いてはいるが、それに任せてもいられなくなっている。
「まず探すのは、やはり貴族の屋敷か」
クレアは最初に貴族の屋敷でそれをみつけた。
だからこそ、同じような状況の屋敷を探すことにする。
そして、
「貴族とも話しておかなければならんな」




