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悪役令嬢、ベースが魔物だと

絶対服従。

そんな特性を持つのは好ましい。


だが、


「知能はどうなのだ?」


「どう、といいますと?」


「こちらの言うことを聞くだけの人形では意味がないぞ」


「……それは確かにその通りですね」


知能はある。

人間の因子を植え付けることで出てきた知能が。


だが、それにも限界があるだろう。


「元が魔物だとするとな……」


「確かに複雑な考えを持たせることは難しいかもしれません」


部下も流石に言いよどむ。

ベースが魔物であるから。


もしその問題を解決するとすれば。

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