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悪役令嬢、貴族ですら知らない
クレアはとりあえずその人型の存在。
魔物の改造体を連れて屋敷を出た。
本部で開発部門にそれを渡し、
「是非とも開発者に会いたいな」
「ですね」
「貴族の屋敷にあったんですから、その貴族が関わっているのでは?」
「そう思ったのだが、どうやら貴族もしらないようだった」
「え?そんなことあるんですか?」
一応貴族の動きも見ていた。
だが、そのハンノウは驚きばかり。
隠し部屋の存在すらしらなかったようであった。
「ということは」
「屋敷にいる誰かが、貴族に悟られずに何かしていた」
ということだ。
クレア達にとっても驚くことである。




