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悪役令嬢、ベースは人でなく

数十分。

クレアはひたすら解析を行なった。


そこで分かったのは、


「ア゛アアアァァァァ!!」


「貴様は人体実験の成果ではないのか」


「アァァァ!!!ウオオオオォォォォォ!!!!!」


「人の要素は、後だったのだな」


クレアはこれが、人に何かした結果だと思っていた。

だが、実際は違ったのだ。


元はこの生物、魔物であり、


「人間の因子を注入された、と」


人間の要素は後付け。

つまり、魔物が人に代わるような実験を受けていたと言うことなのだ。


だからこそ、


「これを元に戻しても、あまり価値はないか」

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