3568/3881
悪役令嬢、確実に何かある
昨日と同じようなことが続く。
そんな風にクレアも思っていた。
だが、クレアは小さな変化を感じ取る、
「……ん?」
とある屋敷の中。
クレはピタリとその足を止めた。
そして、静かに周囲の音を聞き分け、
「…………ォォ」
「何か、聞こえるな」
気になる音。
それが地下ではないかと思う方向から聞こえてきた。
クレアはすぐに屋敷中を飛び回り地下への道を探し、
「……ここか」
「グオオオオオオオオォォォォォォォ!!!!!!!!」
「……確実に、何かあるな」




