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悪役令嬢、弟を連れて行く
誤字報告ありがとうございます。
訓練を終わらせ、夕食の時間になる。
エリーは、夕食中にアシルドに提案してみた。
「あなたが責任者になる領地があるんですけど、明日見に行きます?」
一応名前だけとはいえ責任者なので、見た方が良いと考えた。
返事は即答で返ってくる。
「行きます!」
「わ、分かりましたわ」
かなりの気合いが入った返事だった。
エリーも少し驚く。
驚いたとは言え、予想していたことなので、エリーは了承した。
こうして、アシルドも村へ付いてくることに。
「うわぁ!」
アシルドが驚きのこもった声を上げる。
その目の前には、豪華な街が映っていた。
その街こそ、エリーの管理している村である。
アシルドは、そんな姉への尊敬をいっそう深めるのだった。




