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悪役令嬢、等しいときの良い方
悩みを抱える中。
それでも時は過ぎていく。
等しく、そして残酷に。
「研究は終わったッス」
「俺の方もだ」
「ありがとう2人とも。こっちもまとめ終わったわ」
「……これでクレアは暫く集中できるとは思うッスけど」
「それでもなぁ……」
研究が終わった。
約半年ほどかけて。
結果は今まで程大きくないものの、
「とりあえず首席は間違いないと思うのよね」
「そうッスね」
2つ合わせれば大きな成果であるのは間違いない。
クレアは首席という1つの目的は達成できそうだった。




