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悪役令嬢、絶対のものにするために
水曜日に新作を投稿します。
カヤの起こすこと。
それは、以前とは比較できないほどになっている。
その内容だけはなく、
「最近、凄い量のことをやってるみたいね」
「はい!エリーに勝つにはこれくらい必要だと思いまして」
「そうなの?……まあ、私は頑張ってとしか言えないけど」
「それで大丈夫です!師匠に応援して貰えるなら百人力ですよ!」
「流石にそれはないでしょ」
クレアは笑う。
だが、内心は全く笑っていられなかった。
カヤの起こす物事は、内容だけでなく数もまた尋常でない。
「……ここまでしたら、本当にエリー様には対抗できそうね」
「ですよね!」
クレアの目の魔力で、エリーに対抗することを目的とした様々な計画が立てられている。
そして、その計画を絶対のものにするための準備も。




