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悪役令嬢、時間がとにかく

ガガーラナとの共同研究。

それに使うものはある程度決めていた。


だからこそ、


「え?こんなに少なくて良いのか?」


「良いのよ。これから良さそうなものを探してもらえるかしら?」


「わ、分かった。やっておく」


「頼むわ」


クレアは頼んで、また自分お仕事に戻る。

ガガーラナは、この仕事が自分で良いのか少し不安にはなる。


が、文句など言うはずはなかった。


「少しでも良い結果を、クレアに……」


クレアに良い結果を届けるため、集中する。

それは愛だけではない。


罪悪感によるものも含まれていた。


「……のは分かってるけど、ケアしてる時間がないのよねぇ」

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