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悪役令嬢、立場的な難しさ

クレアという存在。

それが作られた当初の目的は、エリーが勉強を怠らぬ為だった。


貴族の中にいると学ぶことが薄っぺらいため、わざわざ首席をとり続けてまでクレアを演じているのである。


「だけど、いつの間にかカヤの監視を兼ねることになったし……」


「ん。そっか、エリーちゃんて、聖女様の監視要員でもあるんだね」


「そうなのよ。最初はそんな予定なかったのに……」


「そっかぁ」


いつの間にか仕事が増えていた。

クレアという存在は、知識を学び実験を行なうだけの存在ではなくなってしまったのである。


この1つのクレアという存在には、言外に近い。


「身体的には問題ないんだけどね」


「精神的にきついてこと?」


「いや、立場的にきついってことよ」


エリーとしてなら、もっと楽ができた。

だが、平民程度でしかないクレアには、無理のあるところも多かった。

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