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悪役令嬢、流れとその予想
悪魔召喚の流れ。
これはエリーにと手想定通りのもの。
というか、
「この流れが欲しかったのだよ」
「でしょうね」
「でなければ、見るからに手間取っている素振りは見せない」
「分かっております」
幹部達は事情を知っている。
だからこそ、その流れを止めることはない。
もちろん、悪魔召喚反対の動きも。
「クラウン様はどのように予想を?」
「我がいるのだから、召喚されるだろうな」
「独断でも、ですね?」
エリーの話を聞く、ケモ耳少女サードは問いかける。
それにエリーは笑みを浮かべ、頷いた。




