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悪役令嬢、最後だとでも
最後の一撃。
悪魔もクラウンたちもその空気を感じ取っていた。
悪魔は大地を踏みしめ、
「ゴアアアアァァァ!!!!!!」
「来たか」
「ゴ、ゴァ!?」
「……くくくっ。油断したな。最後の最後に」
エリーは笑う。
それもそうだろう。
あれだけの雰囲気を出しておいて、
「最後?ソンナ訳がない。罠に決まってイルだろう?」
「ゴアアアアアアァァァァ!!!!」
悪魔が叫び、エリーを睨み付ける。
悪魔の周りには、ナイフから出た黒い靄が囲うように現われていた。
「愚直に突進してくるならば、速度の速い我は罠を張れば良い」




