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悪役令嬢、最後の兆し

エリーたちの戦いは続く。

罠に嵌め、抜け出されてはまたはめる。


その繰り返し。


「だが、そろそろ罠もつきてきた」


「ゴアアアァァ……」


「そして貴様の力も、残り少ない」


「ゴ、ゴアアアアアアアァァァァァ!!!!」


それは見栄。

虚勢を張るように、悪魔は吠える。


だが、エリーには悪魔の限界が近いことが分かっていた。


「さて。終わらせることとしよう」


「ゴアアアアアアアァァァァァァァァ!!!!!」


エリーは鎌をゆっくりと振り上げる。

それに他一考するように、悪魔もっほえた。


悪魔もここの一撃にかけて、今の力を出し切ろうとしている。

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