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悪役令嬢、大きな一撃
悪魔のトラウマ。
それを利用した。
悪魔は、とらわれることを恐れたのである。
「だからこそ、そこが命取りだ」
「ッ!?ゴアアアァァァァァ!!!!!???????」
「まずは、一撃」
「ゴアアアアアァァァァァァァ!!!???????」
もがいて無理矢理脱出する悪魔。
そこに、エリーの鎌が襲いかかる。
悪魔に初めて、大きなダメージを与えた。
「ゴアァァァ……」
「さぁ。油断していると、ただの的となるぞ?」
エリーは笑う。
そして、悪魔に向かって再度鎌を振り下ろした。
だが、その言葉とは裏腹に、彼女の顔には……




