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悪役令嬢、手出しのされない重要な

友人達の疑問。

それは、この場所が何であるか。


その答えは勿論、


「ああ。薬局の栽培場だよ」


「栽培場?」


「そうさね。ここで、薬草を使っているのさ」


「……へぇ?」


友人達の表情が変わる。

ここが、タダの屋敷ではないことが分かったのだから。


つまりここは、


「重要な施設なんだね?」


「そうだよ」」


グラマは誤魔化す素振りも魅せずに頷く。

そこには、自信が含まれていた。


たとえココが大事だと知られても、手は出されないという。

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