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悪役令嬢、待ち受けるクラウン
カヤは屋敷となった建物に乗り込む。
その顔には緊張の色が浮かんでいる。
そして、そんな彼女を待ち受けるのは、
「あれ?いらっしゃい?」
「こんな所に人が?」
「珍しいですね」
「何かご用でしょうか?」
数人の人。
クラウンの手先だ。
そんな彼らと共に、
「ん~。聖女様かい?久しぶりだねぇ。こんな所に何かようかい?」
「え?あ、いやその…………な、なんでここに薬局の人が?」
妖艶な雰囲気を持つ女性。
闇の加護を持つ、グラマ。
つまり、ファーストである。




