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悪役令嬢、小屋に到着して
目的地に到着した。
そこは、数人が隠していたいと思う場所。
そう。
「ここに髪留めがあるはずぅぅ!!!」
「髪留めですの?」
「こんな小屋に?」
「コンなところに聖女様の求める物が?」
半信半疑。
いや、それどころか疑いの方が大きい。
だが、数人はここがクラウンの本拠地であると知ってイル。
「特殊なアイテムがあるのは否定しない(ボソッ)」
「凄いのがあるのは確か(コソッ)」
彼らもそういう認識はしていた。
だが、止めることはできない。
あやしまれたくはないのだから、




