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悪役令嬢、目的地と
さてさて、
数時間が経過して。
やっと目的地の近くまでやってきた。
「見えたぁぁ!!!」
「え?」
「ここが、目的地なのかい?」
「来たことがないはずなのに、よく分かりますわね」
目的地へとたどり着いた。
カヤが見つけたのは、フィールドが変わったことが分かる違う木々。
ゲーム的ではあるが、この世界の法則性を理解する上で悪い考えではない。
「で?、目的のものは何ですの?」
「この先!」
カヤは駆け出す。
その背中を見て、数人は頬を引きつらせた。
なぜなら、その先には、




