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悪役令嬢、お茶会のメンバーはほとんど
エリーは不安を抱えながらも。
カヤに同行することになる。
この同行するメンバーは、非常に豪華だ。
「お茶会のメンバーはほとんど全員呼ばれたね」
「ですわねぇ」
「聖女様も随分と欲張りなことだ」
「あらあら。聖女は謙虚な存在でしてよ」
友人の1人、ロメルの言葉にエリーは肩をすくめる。
本来聖女とは、そういう美徳を持った人間なのだ。
勿論、カヤがそうだとは口が裂けても言えないが。
「来てないのは、タキアーナくらいですかしら?」
「そうだな」
第1王女のタキアーナ。
彼女だけは。この集まりに呼ばれていなかった。
エリーはもう1度集まったメンバーの顔を見る。




