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悪役令嬢、呪いが操れるように
学びを得たクレア。
それは当然、クラウンにも共有している。
そこで問題になるのが、
「おい。どうする?」
「ど、どうするって……」
「魔法の効きが悪いのは聞いていたが、そこまでとはな」
「メンバーの見直しが必要だろう」
参加するメンバー。
その調整が必要になったのだ。
魔法の効きが悪くても、強力な魔法であればどうにかなると思っていたのだから。
「呪いを使えるようにしないとな」
「そうだな。最低限呪いだけは扱えるようになっておかないと……」
魔力が使い物にならない。
そうなれば、呪いの力に頼るようになるのも当然。
参加するメンバーは、呪いの力を操れるように必死になるのだった。




