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悪役令嬢、庭をウロチョロ
「これはぁ?」
「それはね。……」
「じゃあ、コレは?」
「それは………」
エリーは質問攻めを行った。
そうしながら、庭の奥へ奥へと入っていく。
そうしながら進んでいると、
「あっ!エリー!それ以上はダメ!」
エリーは先に行くことを止められてしまった。
そこでエリーは直感が働いた。
ーー何かマズいところがあるのね。
誰でも分かると言う無かれ。
「ふぇ?何があるのぉ?」
エリーは好奇心旺盛な子供らしく、その先にあるモノに興味を示したように問う。
さて、ここで親の対応力が分かる。
他のモノを使って気をそらせたり、嘘をついて近づかせないようにさせたり。
いろいろな事ができると思うが、
「え?あっちには毒のある植物があるのよ」
嘘とも本当とも言えないラインのことを言ってきた。




