3393/3881
悪役令嬢、幹部達の連携
《sideセカンド》
クラウン達の間で、クレアが話題になっている。
力をつけている、と。
その話は当然上の方にも行っているわけで、
「俺も強くならなければ」
「それは、私も同じです」
「私もさね。毒の種類を増やすだけじゃ駄目かもしれないねぇ」
「本格的に力をつけないと駄目かもな」
幹部達。
彼ら彼女らが、クレアに追いつこうと話し合っている。
勿論話し合いだけで結果が出るわけがないので、
「俺は森の中の移動を」
「私も機動力を鍛えようかねぇ」
「では私は遠距離攻撃と防御を」
それぞれ役割を理解した上で訓練を行なう。
クレアを超えられない彼らには、連携という者が必要なのだ。




