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悪役令嬢、面倒事の予感
クレアは鎌を振るった。
それも、何度も。
怪物もその影響でズタボロ。
「だが」
「ゴアアアアアアァァァァァァ!!!!」
「まだ叫ぶ余裕がある、か」
「ガアアアアアァァァァァァ!!!」
その命を散らさない。
まだ生きている。
禁忌と呼ばれる術で呼ばれた存在すらクレアの鎌の一撃だけでどうにかなったというのに。
「耐久値が高い?それとも、我のような異常な回復力がある?」
色々な可能性が考えられる。
体力があるだけなら、ひたすら攻撃して削りきれば良い。
だが、もしクレアのように高い再生力を持っていた場合、
「面倒なことになるな」




