表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

338/3881

悪役令嬢、全然知らなかった(棒読み)

誤字報告ありがとうございます。

「えぇ!?私に弟がいたんですの!?全く気がつかなかったですわぁ!」


エリーは驚いたように声を上げる。

その様子に父親は笑みを浮かべた。


エリーに隠せていたことが嬉しいのだ。

自分がエリーより上であるという証明になるから。


「ふふふっ。仲良くするのだぞ」


父親はどや顔で言う。

その顔を見たエリーは、子供らしく無垢な笑顔で、


「はい!」


と、答える。

その瞬間、


《スキル『演技LV2』が『演技LV3』になりました》


スキルがレベルアップした。

レベルアップ自体はあまり嫌ではなかったが、タイミングが少し微妙な気分にさせた。


 ーー何か、私がアシルドと仲良くしたくないみたいな感じがするタイミングね。

エリーはタイミングの悪さに気分を曲げながらも、そんな気持ちは全く出さずに弟を見つめた。


「私、エリーですわ。よろしくお願いしますね。アシルド。……あっ!お姉ちゃんって呼んでくれて良いですわよ」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ