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悪役令嬢、万全の準備と
『右腕』からある程度の情報は引き出せた。
やはり、相手の悪魔は相当な強さだというのは間違いない。
準備は万全にしておく必要がある。
「封印が解ける日も近い、か」
「私たちでもタオしきれるか分からないというのが辛いですね」
「そうだな」
「色々と手は打ってみるつもりですが……」
クラウンの幹部の1人。
ケモミミ少女サードと話をする。
彼女と話をしなければ、クラウン全体の活動に関しては決められないのだ。
「工場の生産力は上がったのだろう?」
「はい」
「戦闘用魔導具の生産はどれくらい進んでいる?」
確認すべきことは山のようにある。
だが、それを怠ってハイいけない。




