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悪役令嬢、記録を残しておかなければ
どうやら悪魔の力と呼ぶ者を持つものたちは、差全員命を落とすらしい。
そして、映像に映る彼もまた、命を落とすのだろうと理解できた。
クレアがその彼を見つめていると、
『だから、ここに記録しておかなければならない』
「記録?」
『あの存在を知るものはほとんど消えてしまう。だから、こういう方法で未来に残しておく必要Hがあったんだ』
「なるほど」
怪物を倒すため。
ほとんどの人は命を落とす。
生き証人がいないのだから、人津田絵以外の方法で忘れないように配慮しなければならない。
『では、伝えよう。悪魔の力を使った封印。そして、その封印をする存在を』
「ほぅ?そうきたか」
『これを聞いてどうするかは君の自由だ。……だけど、できれば封印が完全に解ける前に、あの化け物を倒してH歩しい」
「……ふむ。そういう話か。模試まだ封印されているのであれば、我が倒す必要が出てきそうだが」




