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悪役令嬢、冠の
クレアは探索をする。
転移陣以外にも何かあると考えて。
そしてその考えは、
「当たり、だな」
クレアは笑みを浮かべて呟く。
その視線の先には、台座が。
そして、その上に、
「冠、だな」
冠。
それは、クレアにとって関わってきた中で大事なものの1つである。
なにせ、イモート王国国王の王冠の仕掛けを解いて光の加護などを受け取ったのだから。
「触れて良いモノかは迷うが……」
危険かもしれない。
触れるべきではにかもしれない。
だが、御歌限り解析するというのも難しそうだ。
「触ってみるしか、ないいだろう」




