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悪役令嬢、少し短く
最初は1月掛かった。
だが、2度目はもう少し短く済む。
術式の読み取り型こそ違えど、
「よし!終わりました!」
「割り出しましたよ!」
「よぉし。これで全部終わったな。後は具体的な場所か……」
「っしゃぁ!ラストスパートだぁ!!」
全員疲れすぎている。
そのため、非常にテンションが高い。
クレアは隠密系統のスキルを全力で発動して巻き込まれないようにしている。
「転移陣の場所から考えると、このくらいですか?」
「そうだな。絞ってくぞ」
「地下がこれくらいですから……」
解析は進む。
彼らの目に狂気を宿しながら。




