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悪役令嬢、報告が来なくて
クラウンに入り込む異分子の排除を行えた。
これにより、クラウンを探る者が多く減ったわけであり。
その報告が行なわれれば、
「ど、どどど、どういうことだ!?」
「なぜこんなにも数を減らしている!?」
「何があったのだ!報告をしろ!」
「クラウンに侵入するといった者と連絡が途絶えてからだぞ。情報が漏れたのではないか!」
司令部も慌てることとなる。
今まで、あまりバレてこなかったのだ。
それが急にバレて排除されたとなると、
「だが、場所を教えていない者まで消されているぞ」
「連絡を取る暇もなく消されたというのか!・」
「どうなっているんだ!?」
クラウンに勧誘したものたちは、当然連絡を本部と取るには時間が掛かる。
そのため、報告しようとした者もいれば、報告できなかった者もいるのだ。




