表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

334/3881

悪役令嬢、魔物船を出張させる

売却が決まってから1週間。

数日は抗議の声が大量に届いていた。


だが、4日しないうちにそれは1つも無くなる。

理由は、お詫びに関する手紙を送ったからだ。


「全ての家が、アレで納得してくれたのか」


父親が考え込むような声で呟く。

全ての家が納得するとは考えていなかったのだ。


だが、先ほどの通りお詫びの手紙を出してからは全く抗議が来なくなったのだ。

そのお詫びの内容は、


「魔物船の貸し出し。……そんなに魔物の人気は高いのか?」


父親は首をかしげる。

そう。お詫びの内容はそれだけ。


だが、それだけで全ての家が納得してしまったのだ。

父親は首をかしげることしかできない。


そんな父親に、エリーは解説した。


「理由は簡単ですわ。魔物船は子供からの人気が非常に高いんですの。そのため、各地から家族ごと船でこちらの領地までやってきますの。その数は、私たちが用意した船が足りなくなるほどですわ。そして、子供というのは次の労働力。こういうときに子供に楽しませておいて、領主たちへの忠誠心が落ちないようにしようというのが、了承された理由だと予想しておりますの」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ