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悪役令嬢、リブコールの長
議論していても、大まかな予想はできるが発見はできない。
ということで、またしてもクレアが動くことになる。
向かう先は、
「ここが、例の貴族の場所か」
「はい。リブコールの長、マーズ家の屋敷でございます」
「……侵入経路は?」
「分かりやすい居場所は罠の可能性もあり、私たちからはなんとも……」
クレアの目の前には屋敷が。
そこに住むのは、帝国の貴族。
リブコールを支配する、マーズ家という家の屋敷だ。
「では、我が動こう」
「お願い致します」
部下では罠に掛かる恐れもある。
ここは、白と同じでクレアが動く必要がある。
ーーなんか、皇帝の城より警備が厳重な気がするわ。




