悪役令嬢、評価されているからこそ
今日で、作者が執筆活動を開始してから1年が経ちました。
その時と比べると、かなりマシなモノが書けて言う気がします。
昔と比べたら、の話ですけど。
そして、昨日はこの作品を書き始めてから2ヶ月。
完全に忘れていましたw。
これからも、3年目に向けて執筆を続けていきますので、末永くよろしくお願いします。
「旅行用運送会社だと?」
サッド公爵は眉をひそめる。
エリーの売るというモノが、微妙なモノだったからである。
微妙と言っても、エリーたちの領地ではかなりの売り上げを出しているのも確か。
しかし、利益はそこまで高くない。
なぜなら、売り上げも高いが、かかる費用も多いからだ。
差額を考えると、非常に魅力の低い事業である。
だが、
ーー現在では、船の旅行というのが民衆たちの憧れとなっている。つまり、ある程度値段を上げれば、良い売り上げになるのではなかろうか?
と、公爵は考えた。
さらに、
ーーこの小娘は、私に買われることを嫌がっているように感じられる。何か大きな利益の元が埋まっていると考えられるな。……よし!
サッド公爵は、エリーを評価していており、裏があるのではと考えた。
そして、そのエリーの裏を奪ってしまおうと決意する。
「いいだろう!条件をのんで、その事業を買わせて貰おうではないか!!」




