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悪役令嬢、暗殺を警戒して
クレアは兵士の話を盗み聞きする。
内容としては、城の中の警備が厳重になったと言うことだ。
理由は勿論、
「陛下、かなり危ない状況だったって話だからな」
「だな」
「抜け出せない沼ってどんなんだって思うけど」
「しかも、落とし穴だったんだろ?」
皇帝が襲われたこと。
それもあって、警備が強化されているのだ。
ただ、
「警備を厳重にするのは良いが、入れ替わりが激しいよな」
「だよな。気持ちは分からなくもないが」
「対応するこっちの身にもなって欲しいよな。」
警備の兵が、激しく入れ替わる。
これは、追加の兵士が間者だった場合の対策だと思われる、
「しかも、暫く部署の異動はないっていうしな」




