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悪役令嬢、周りがダメなら

皇帝の周囲で異変が起こる。

突然、黒い煙のようなものが出てきたのだ。


当然警戒するのは暗殺であり、


「陛下!お下がり下さい!」


「お前達!陛下をお守りしろ!」


「俺たちは術者を探すぞ!」


「誰も近寄らせるな!」


護衛達は慌てている。

が、対応はしっかりとしていた。


このまま素直に突っ込んでいっても無理だと分かるとはいえ、


「なんだ!?」


「魔法だ!」


「来るぞ!上だ!!」


周りを護衛が囲んでいる。

ならば、上から攻めれば良い。

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