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悪役令嬢、攻撃を仕掛けよう
『左足』は移動する。
瞬間移動を利用し、次から次へと姿を消していく。
ただ、残念ながら一部のクラウンの幹部が全力で走った方が早いが。
「ん。見えてきた」
今回の『左足』のターゲット、
それは、アーネ帝国皇帝。
国の重要人物である。
「暗殺は、必要ないんだよね?」
指令では、攻撃を仕掛けてみるだけでいいといわれていた。
殺す必要はない、と。
目的は殺すことではなく、なぜ皇帝に攻撃を仕掛けるものがいないのかを調べるためナノデアル。
「さぁ。やってやろうじゃないか」
『左足』は力を使う。
瞬間移動ではなく、
「な、何だ!?」
「陛下!お下がり下さい!」




