表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

327/3881

悪役令嬢、会社売却の席を設ける

「それで、会社売却に関する話し合いをしたいとサッド家から言われているんだが」


父親は顔をゆがめながら言う。

父親も、他家に売りたくはないのだ。


だが、10兆で売ると言ってしまった手前、100兆を出すと言われれば断れるわけがない。

2人はそろって暗い表情をした。


「まあ、会談は致しましょう。私も、それまでに色々と考えておきますわ」


「ああ。そうしてくれると助かるよ」


エリーは父親の部屋から出ると、急いで必要な書類をまとめてゆく。

いかに無茶な要求をするかで、相手の買いたいという気持ちを折ることができると思うから。


「100兆。悪くはないんですけど、出所が気になりますわね」


エリーは、サッド家が提示してきた100兆がどこから出てきたのか気になった。

サッド家の1年の利益は数億。


とてもではないが、100兆など貯められるような利益は出ない。

何百年とその利益を上げ続けたとしても、不可能な額だ。


ならば、他の場所から金は出ていると考えられる。

考えられる候補は、


「教会、かしら?」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ