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悪役令嬢、フリーになる前に

ギービーは視線を感じていた。

しかし、それでも誘惑に屈してしまう。


目の前に愛するものたちがいれば、


「ちょっ!そ、そこはダメッス」


「せ、先輩……」


「あ、あの、俺……」


「ん。でも、このまま……」


目茶苦茶ラブコメしている。

それをずっと陰から見守っていたクレア達は、


「これは、男子2人にも報告する?」


「え?2人とも興味あるかな?」


「あるんじゃないかしら?」


ギービーが下級生達と別れてフリーになる前に撤退する。

そして、


「ねぇ。ギービーが結構積極的になってるわよ」

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