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悪役令嬢、なぎ倒して
クレアが寮長になるための準備は着々と進んでいる。
いや、特に準備するようなものはないだのが、
「ま、負けた!」
「強すぎるだろ……」
「勝てるわけない!」
「圧倒的すぎる……」
純粋に他の生徒達が挑んできて、それを圧倒的な力で跳ね返してきた。
生徒達に力の差というものを示せているのだ。
これで、寮長となることに反対するものは出てこなくなる、
「というか、私が寮長になったときに言うことを聞かないのが少なくなるわね」
「だね」
「だな。……寮の中の女王様か」
「あぁ~。クレアちゃんあら、女王様に合うね」
友人達から視線を向けられる。
どうやら、似合うらしい。




