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悪役令嬢、弟子(?)の計画に
クレアの行なう対策。
その中には当然監視と盗聴がある。
そのため、
「聖女の書いた計画書の内容です」
「目を通しておく」
「こちらはつぶやいた聖女自身が計画書に書くこともなく却下した内容です」
「うむ」
クレアは目を通す。
プライバシーなんてソンザイしていない。
「……なるほど。こうくるか」
「どうしますか?」
「潰す必要はないだろう。これからは……」
クレアの方が圧倒的に情報面では優位である。
だが、だからこそ、
「これは断り切れない、か」




