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悪役令嬢、悩みを聞いて欲しいのは

クレアは笑う。

そして、


「悩みを訊いて欲しいのは、どちらかと言えばカヤなんじゃないかしら?」


「っ!?」


「なにか、悩みがあるんでしょ?」


「……し、師匠には敵わないですねぇ」


カヤは苦笑を浮かべていた。

そんな様子にクレアは更に笑みを浮かべ、


「で?何が悩みなの?」


「あ、あのぉ」


「何?」


「どうにかエリーを倒せないかと思いまして……」


カヤの悩み。

それは、


「まだエリー様をどうにかするって言うのを諦めてなかったのね」

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