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悪役令嬢、割れる王国
クラウンの活動により、争いに薪がくべられ油が注がれた。
それにより、
「傲慢な王家め!」
「神敵と見なすぞ!」
「なんだとっ!?」
「貴様ら、誰がこの地で信仰を認めてやっていると思っているんだ!」
教会と王家には埋められないくらいみぞができた。
そしてその流れは、
「わ、私は教会に付かせて頂きます」
「俺は忠義を忘れねぇ。王家に付くぜ」
「で、では、私は中立を」
「「中立なんて認められるわけねぇだろ!!」
「ひっ!?」
貴族にまでその流れは及んだ。
イトー王国は二つに割れてしまう。




