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悪役令嬢、首席を奪われないように

研究が貴族や王族に認められた。

これは、


「今年の首席も確定かしら?」


「そうなの?」


「ええ。そうね。王族貴族に認められる研究をすれば、学校側としても実績になるから」


「ふぅ~ん?」


昨年の魔法陣の研究も確かに認められて吐いた。

だが、今年の研究はそれ以上に貴族からの関心が高い物なのである。


そんな研究を行なった存在を、首席にしないわけにはいかない。


「今年は2人のどっちかが次席になる可能性もあるわね」


「「えっ!?」」


「カヤとかガガーラナが研究してくるなら話は別だけど、それはまだ関係ないだろうし」


大抵は最終学年に向けて研究を行なう。

今年発表されると言うことはない。


「私は、2人に首席を摂られないように細かい研究を1つやっておかないといけないわね」

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